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Dicteeのえらぶ100冊 #20

 最近は100%肯定ではなくなってきていたりもするのですが、それでも曽我部恵一は僕にとって人生に大きな影響を与えた人物です。そんな彼が出した初の単行本が曽我部恵一「昨日・今日・明日」(角川書店 1999)です。僕が曽我部に教えてもらったのは、普段の何気ない生活の中にひそんでいるささやかだけれども素敵なこと、そしてそれにいかに気付いていけるかが暮らしの潤いになっているのだということです。この本にはそんな曽我部のエッセンスがめいいっぱい散りばめられ、なんとも素敵な世界が築きあげられているのです。あと、以前TVブロスで連載されていた「男はジャケじゃけん」というコーナーも一挙に掲載されていたり、彼が過去に雑誌やライナーノーツに書いた文章が一冊にまとめられているので、曽我部恵一が、サニーデイ・サービスが好きだと言う人間は一度は読んでおくべき一冊だと思います。僕がもしこんな文章がかけるようだったら、もっとうちのサイトも面白くなるんだけどなぁ。


Dicteeのえらぶ100冊 #19

 僕が今、新刊が出たら即座に手を付ける作家の一人が吉田修一です。そんな彼の作品の中で最も好きなのが山本周五郎賞受賞作でもある吉田修一「パレード」(幻冬社 2002)です。5人の若者が2LDKの部屋に共同生活する中で見せる心の内が、それぞれの目線から5編の構成で描かれています。それまでは物語には主観か客観の二つしかなかったものが、「冷静と情熱のあいだ」あたりから物語の中に複数の主観者が登場するようになり、それぞれの立場から物事をとらえるようなスタイルが最近では割と増えてきました。この作品もそういう構成の妙を上手く使い、面白い作品になっていると思います。以上が僕がこの作品を好きな理由の一つ。もう一つの理由はと言うと、5人の登場人物の一人、21歳H大学経済学部3年、杉本良介に僕が似ていると言う点です。彼の思考、行動にいちいち共感し、「そうそう」とひざを叩いてしまうのです。これを読んだ僕をよく知る人2人も似ているという感想を漏らすほどでした。読んだ人しかわからないかもしれないけれど、杉本くんがバイト先でバイトの先輩綾子さんと交わす会話が凄く好きです。


Dicteeのえらぶ100冊 #18

 仕事に対するモチベーションが凄く下がっていた時期、友達に「知識を得て、心を開き、自転車に乗れ」という言葉とともに薦められたのが望月峯太郎「お茶の間」(講談社 ミスターマガジンKC 1992)でした。全3巻を早速購入し、一気に読破、そして見事に気持ちを持ち直すことができたのでした。僕は読んだことがないのだけれど、どうやら「バタ足金魚」の続編になっているようです。主人公・花井薫のまっすぐな生き方、自らの夢と将来の安定、最後に何か明確な答えを示してくれている訳ではないのですが、それでも進んで行かなきゃいけないってことだけはずしりと感じ取ることが出来たような気がします。あと、今ではもう決して適うことの無い僕の夢なのですが、学生時代から付き合い続けて結婚っていうのはやっぱりいいなぁって思いました。そっ、「知識を得て、心を開き、自転車に乗れ」っての、ニューエストモデルの曲なんですね。知らなかった。


Dicteeのえらぶ100冊 #17

 江國香織「落下する夕方」(角川文庫 1999)原田知世、渡部篤郎、菅野美穂で映画化されたこの作品、小説の映画化に際して必ず「映画と小説どちらを先に見るか」という問題が立ちはだかると思うのですが、僕は映画、小説関係なく、先に見た方が確実に勝つのではないかと思っています。小説を先に見れば後から見た映画は話の筋が見えてしまうし、映画を先に見ればその後に小説を読んだ時に映画の配役がイメージとして残ってしまいます。しかし、僕にとっては珍しく、この作品は双方がそれぞれ独立した感じがして、両方ともすごく楽しめたのですよね。僕は小説を先に読み、その後映画を見に行ったのですが、この3人の配役とか小説のイメージとぴったりだなぁと思っていたのも始めの方だけで、次第に3人が織り成すのは小説とは別の話なんじゃないかと思える程、変な邪念を挟むこと無く見終えることが出来ました。余談ですが、僕は原田知世の配役の中で、この映画の中の梨香という役が最も好きです。素敵過ぎます。


Dicteeのえらぶ100冊 #16

 自ら写真を撮る訳でもない僕が写真家に興味を持ち、初めて買った写真集が川内倫子「うたたね」(リトルモア 2001)でした。それ以前から、あー、なんかこの空気感は好きだなぁって雑誌などで何気なく見ていた写真たちがあって、第27回木村伊兵衛写真賞受賞の記事を見て、実はそれが一人カのメラマンの共通した作品であることを知った時、得も言われぬ喜びを感じたものです。雑誌のワンカット、一頁で雰囲気良さげに使われるのとは少し違い、この写真集では若干異様なものにも焦点をあて、小洒落た感じを排除しています。僕には技術的なことは分からないのですが、どこで見ても「あっ、これは川内倫子の写真だ」と分かるあの白みがかった色合いはどうやったら撮れるんですかね。そう言えば、先輩から貸してもらった一眼レフが棚の上で埃を被っているですよね。久しぶりに触ってみようかなぁ。


Dicteeのえらぶ100冊 #15

 もひとつ「H vol.22」(ロッキング・オン 1998)、下のvol.39が女性の共演だったのに対して、今号は僕にとっての男性カルチャースターの共演となった小沢健二と松本大洋の対談特集。江の島の海岸でフリスビーをする二人の姿をみて、僕はフリスビーがやりたくて仕方がなくなり、自転車を走らせてフリスビーを買いに行ったのです。大学でお昼休みに遊んでいたのを思い出すなぁ。小沢健二のこの髪型もなんか凄いけど、初めて松本大洋の顔を見ることが出来た衝撃の一冊でもありました。彼の被っていたキャップがかっこいいなぁって。小沢健二はシングル「春にして君を想う」をリリースした2ヶ月後くらいの対談だったのですが、このあと2002年の「Eclectic」リリースまでNYでの潜伏生活に入ってしまうのでした。もしかしてまともな対談記事ってこれが最後なのかな。


Dicteeのえらぶ100冊 #14

 この「H vol.39」(ロッキング・オン 2001)は殆どエロ本ですね。“中谷美紀&カヒミ・カリィ全30ページ 20世紀最後の衝撃フォト・ストーリー”と題して特集されている二人の写真はどれも素晴らしいくらいエロです。レズという設定で(設定じゃない人もいたかもしれないけどさ)、中谷美紀とカヒミが絡み合い、抱き合って唇を重ね、裸でベットの中寄り添う姿は芸術とかアートとかそんなものではなく、間違いなくエロティズムですね。中谷美紀の本質の部分から生まれる本気具合なのか、カヒミさんまでもがまるで本気で絡み合っているかのように見えてしまいます。きっと僕の欲情をかりたてるのはその本気っぽいカヒミ・カリィなんでしょうね。あー、それにしても何度見ても二人のキスショットはドキドキしてしまう!


Dicteeのえらぶ100冊 #13

 著スチュアート・デイヴィッド、訳 田栗美奈子「ナルダが教えてくれたこと」(アーティストハウス 角川書店 2001)、スチュアートは元ベル&セバスチャンのメンバーで、バンド脱退後はルーパーとしての音楽活動の傍ら執筆活動を始め、この作品で作家デビューを果たしました。ベルセバの音楽に通ずるところのある繊細なストーリーに心をしめつけるナイーヴな登場人物、美しく儚い描写が合わさって、切ない気持ちの中にも自分がちょっとばかし優しくなるような読了感を与えてくれます。「ライ麦畑でつかまえて」を惹き合いに出すレビューなんかも登場してましたね。本国イギリスでは2作目の「The Peacock Manifesto」が発売されているようですが、今の所、日本での翻訳版は出ていません。CDとは違って小説の場合、英国版を買っても僕の英語力では同じようには楽しめませんからね。是非ともBOOK PLUSあたりで翻訳したものを出版していただきたいです。


Dicteeのえらぶ100冊 #12

 僕がホームページを始めたのは1996年、大学の授業の一環でHTMLを覚えたのがきっかけでした。そこに自己表現の楽しさを見出した僕はそれから自分でパソコンを買い、8年経った今でも懲りずに個人ホームページを続けている訳なんですが、その過程で僕が最もお世話になったのがこの足立裕司「HTMLデザイン辞典」(翔泳社 1999)でした。今でこそ様々なホームページ制作のガイドブックがありますが、当時はデザインに重点を置いたHTML書物ってのはこれしかなくて、かっこいいサイトを見に行くと、大抵この本をお薦めしてたんですよね。今は第2版になって新しい表紙内容で売っていますが、僕は当時、大学生協で買ったこの本を今でもパソコンの傍らに置いています。きっと内容的にはもう古くなってきてるんでしょうけど、所詮、うちのサイトは20世紀の技術で作られているってことですよ。


Dicteeのえらぶ100冊 #11

 内野公美子「花屋ほどすてきな商売はない」(ブロンズ新社 1999)、花屋への憧れを抱く僕がそのタイトルだけで買ってしまったのがこの本です。28歳の時にパルテールという花屋を始めた著者が店をスタートされるまでの苦労と、花屋の楽しさ、喜びなどを綴っていて、それまでスタイルとしての花屋に憧れていた僕も、花屋の実情と言うか、商売としての花屋の魅力を感じることが出来る内容でした。ブロンズ新社からは<好きな仕事で生きるシリーズ>として、この他に「お菓子は人をしあわせにする」「フレンチ額装にみせられて」というのが出ているようです。現実を見た社会人みたいなことは言いたくないのですが、好きな仕事で生きるって結構難しいですよね。この内野さんにしても、それなりの努力や計算があった上で、今の現状がある訳で、そういった頑張る姿勢と言うのもまた刺激になる一冊でした。


Dicteeのえらぶ100冊 #10

 高校時代、友達の部屋で何気なく手にとり数頁読んだ小説、その続きが気になり自分で買ってきて読んだのが堀田あけみ「われも恋う」(角川文庫 1995)でした。ワレモコウという花の名前を「我も恋う」と置き変えたその少女的な感性に僕はすっかり参ってしまって、この後、堀田あけみの小説を読みあさることになったのです。そしてそれと同時に、大学生の男の子が花屋でアルバイトをするというストーリーに影響され、いつか花屋でバイトしたいなぁって想いを抱くようになったのでした。しかし、僕の4年間の大学生活の中でその想いが実現することはありませんでした。長く続いたバイトと言えばカレー屋さんや放送局くらいで、一度として花屋のバイトの募集を見つけることは出来なかったのです。ちなみに言うと、花自体に興味があったかと訊かれれば、それは全くなく、あくまでも花屋で働くというスタイルに憧れていた訳なんですよね。


Dicteeのえらぶ100冊 #9

 インテリアや部屋づくりは、既にブームを通り超したいちジャンルとして確立していて、様々な雑誌が部屋特集をやってきていますが、正直、それらに載ってる部屋って生活感が感じられない派手な部屋だったり、かっこいいけど普通のアパートに暮らす僕には無理だよっていうような部屋だったりしませんか。そんな僕らにも参考になる、というか、そんな思いすら忘れて誰かの部屋に遊びに行った様な気にさせてくれるのが、都築響一「TOKYO STYLE」(京都書院アーツコレクション 1997)です。僕が持っているのは文庫版の定価1,200円のものなのですが、学生時代、本屋で何度も立ち読みした末にやっと購入したのを覚えています。この後、都築響一は「賃貸宇宙」という続編を出して、それも凄く欲しいのですが、未だに買えてません。1万って値段は今となっては手が出ない訳じゃないんだけど、どうしても本屋でこの本を手にすると迷いが生じてしまうんですよね。こっちも安価な文庫版が出てくれたら嬉しいんだけどな。


Dicteeのえらぶ100冊 #8

 僕の好きな「Lie lie Lie」という映画の原作がこの中島らも「永遠も半ばを過ぎて」(文春文庫 1997)です。佐藤浩市と豊川悦司、鈴木保奈美で映画化された「Lie lie Lie」の方を先に観て、小説は後から読みました。だから、正確に言えば、僕がここでとりあげたいのはこの小説ではなく映画の方なんですよね。この映画のどこが好きかと尋ねられれば、僕は饒舌な豊川悦司の芝居だと答えます。豊川悦司は一般的に無口で病弱な役柄が多く、その印象の方が強い人が多いと思うのですが、彼は三枚目を演じた時にこそ、その魅力が存分に発揮されると僕は密かに思っていて、その代表作がこの「Lie lie Lie」なんですよね。ちなみに主代歌はボニー・ピンクの「たとえばの話」という曲で、エンディングにこの曲が流れてくるシーンが凄くいいんですよね。この曲の他、全曲ボニーピンクが担当した映画のサントラもなかなか好きな一枚だったりしています。


Dicteeのえらぶ100冊 #7

 「relax vol.30」(マガジンハウス 1998)は「グルビ、知ってますか?」のサブタイトルの元にgroovisions特集でした。知ってますか?と問われれば、当時の僕は知りませんと答えていて、まさにこの号でグルーヴィジョンズの事を知ったのでした。今でもrelaxのコーナーとして残っているgrv numbersもこの号から始まっていて、ここではナンバー0001〜0836が紹介されています(と言ってもかなり抜けてるんですが)。基本的に僕はグルーヴィジョンズが今でも好きですし、引き算のデザインや色へのこだわりは彼らの影響と言ってもいいかもしれません(でも、僕のはデザインと呼べるものではないですね)。ちなみに今も購読しているrelaxを初めて買ったのもこの号で、それは表紙のチャッピーに惹かれた訳ではなく、2、3頁めくった所にある“man in cafe ?”というコーナーに載っていた曽我部の文章が読みたかったからなのです。


Dicteeのえらぶ100冊 #6

 魚喃キリコ「strawberry Shortcakes」(祥伝社 2002)、「こんなふうなあたしたちでも ほんとはまるで苺のショートケーキみたいなのよ。かわいく モロく 甘いのだ。」始めの赤い頁をめくると記してあるその言葉に僕は打たれてしまいました。4人の女の子の短編が切れ切れに並ぶように描かれ、それぞれがとても胸に刺さるんです。僕は女の子ではないけど、その感じはわかります。魚喃キリコのマンガを少女マンガと言っていいのかはわからないけれど、女性が女性の物語を描いているのに、こんなにも男が普通に読めるのはなかなかないんじゃないかなと思うんですよね。登場する男性には全然共感出来ず、常に視線は女性側になってしまうのは僕だけなのでしょうか。否、そんなことはないはず。シンプルで甘くない絵と映画の様なコマ割りもきっと男でも普通に読める理由なのかもしれません。丁度同じ頃に「tokyo.sora」という似たスタイルの映画もありましたが、僕の中ではどちらも外せないくらいの名作です。幾片のものが合わさって何かを形作るという方法論からして好きなのかもしれませんね。


Dicteeのえらぶ100冊 #5

 僕が最も好きな作家は村上春樹で、彼の作品の中でも好きな小説の一つが「羊をめぐる冒険 上下」(講談社文庫 1985)です。デビュー作「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」そして「羊をめぐる冒険」は村上春樹の青春3部作になっているのですが、僕はそのことを知らずに一番始めのこの「羊をめぐる冒険」を読んでしまったのですよね。村上春樹の描く独特な描写は隅々にまで行き届いていて、もちろん単作としても充分に楽しめるのですが、一応の流れがあるだけにひどく残念な気持ちになったことを覚えています。それがきっかけって訳じゃないけれど、○○3部作とかって興味をそそられますね。他に好きな3部作はやっぱり「尾道3部作」及び「尾道新3部作」、大林宣彦監督の広島は尾道を舞台にした映画作品です。


Dicteeのえらぶ100冊 #4

 僕がこの三島由紀夫「レター教室」(ちくま文庫 1991)を手にとったのはいづみさんのサイトmalangoshaの中の小鳥文庫というコーナーで紹介されていたのがきっかけでした。5人の登場人物がそれぞれに送り合う手紙の文面だけで物語が進むと言うこの形式、謎解きのように徐々にあらすじが見えてくるという感じが僕はとても好きです。物事を説明したり描いたりする時に全てを言わない書かないというのは時として実に巧みな効果を生むんですね。この作品の影響があるのかどうかは分かりませんが、岩井俊二「リリイ・シュシュのすべて」も、小説版ではネットの掲示板の書き込みの羅列によって物語をなしていくと言うスタイルで、「レター教室」と同じ様な効果が得られている気がします。全然関係ありませんが、僕も中学生の頃、文通なぞしたことがありました。手紙を書くと言うのは本気になったら結構難しいけれど、なかなか面白いものでした。


Dicteeのえらぶ100冊 #3

 1996年、大学生になったよーすけ少年は思い描いていた華やかなキャンパスライフと現実とのあまりの違いに暗く鬱屈した暮らしをしていました。丁度入学前に放送していた内田有紀主演のドラマ「キャンパスノート」の中じゃ、こんな暗いやつは出てこなかったぞ!そんな人生最大とも呼べる低迷期に読んだのが原田宗典「十九、二十」(新潮文庫 新潮社 1992)でした。今の自分なんてまだまし、そう思える様な暗く救いの無い物語の中にも、若さの持つ無限の可能性を見た作品でした。そうそう、つまらない大学の講義中に原田宗典の本を読んでいたら、隣に座っていた奴に「原田宗典、俺も読むよ」って声をかけられて、仲良くなるきっかけになったこともありました。その彼とは今でも仲良くやっています。彼の好きな言葉が巻末の解説文に載ってるいます。「僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しい時だなんて誰にも言わせない」ポール・ニザン。


Dicteeのえらぶ100冊 #2

 一回目では本のガイドブックを紹介しましたが、2冊目は音楽のガイドブックを取り上げたいと思います。僕が洋楽を聴き始めたのって実は結構最近の話で、大学生3年生くらいのことなんですよね。それまでは邦楽しか聴いてなかった僕がとりあえず手を付けたジャンル、それがネオアコです。そんなネオアコの名盤屑盤が隅から隅まで紹介されているのが、この「DISC GUIDE SERIES NEO-ACOUSTIC」(シンコーミュージック 2000)。一時期はこれに載っているCDは見つけ次第、片っ端から買ってましたね。それでも、ここに載ってる500枚のアルバムの中で僕が持っているのは精々1割〜2割。80年代のインディ・アーティストのCDなんて手に入らないのが多過ぎです。ちなみに一枚目に紹介されてるのが、AZTEC CAMERA「High Land, Hard Rain」、問答無用のネオアコ名盤です。まぁ、ABC順なんですけどね。


Dicteeのえらぶ100冊 #1

 雑誌CVに載っていた「菊地成孔の選ぶ100冊」の真似をして、僕も100冊選んでみることにしました。でも菊地さんは家にある本が800冊〜1,000冊くらいで、その中からの100冊なのだけれど、うちにはそんなに本がないので、少し反則技を使うこともあるかもしれません。雑誌とか、マンガとか、パンフとか、そういう類いも混ぜ混ぜにしていざセレクト。で、一冊目は何を選んだかと言うと、「groovy book review 2001」(ブルース・インターアクションズ 2000)要は、僕が100冊選ぶのを見るより、素敵な本がたくさん紹介されているこの本を読んだ方が早い!ってことです。同じシリーズがあと2冊発売されていますので、それも合わせて読めば更に完璧かと。1回目から企画自体を否定する様な一冊を選んでしまいましたが、CD棚と同じように、否、それ以上に本棚はその人の趣味や人格、様々な部分をを表すといいますし、2回目以降も続けていきます。100回目まで行くかどうかはちょっと自信ないですけどね。

Dicteeのえらぶ100冊

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